映画の推薦
2019年
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」(アニメーション制作:MAPPA/配給:東京テアトル)日本
昭和19年、呉に嫁いだすずは、夫の周作とその家族に囲まれ、新たな生活を始める。『この世界の片隅に』に新たなエピソードを加えた新作アニメーション。生命の尊さを自覚させ、愛情をはぐくみ、社会的視野を広げる作品として、年少者向けに推薦いたします。
「もち mochi」(マガジンハウス、フィルムランド)日本
岩手県一関市 本寺地区。ユナの通う中学校は3月で廃校となる。失くなってしまうもの、受け継がれていくもの。そんな本寺地区の祭事・神事・法事に欠かせないものが各家庭でついた〈もち〉だった。ドラマ。知識・教養を養い、社会的視野を広げ、他者への想像力を醸成する作品として年少者向けに推薦します。
「ラストレター」(製作:東宝映画/ロックウェルアイズ)日本
亡くなった姉の代わりに高校の同窓会に出席した人妻の裕里は、憧れの先輩だった乙坂鏡史郎と再会する。そして鏡史郎が好意を寄せていた姉の名を騙って、彼と文通を始める。ドラマ。他者への想像力を醸成する作品として年少者向けに推薦します。特に高校生に推奨します。
「今さら言えない小さな秘密」(セテラ・インターナショナル)フランス
プロヴァンスの美しい村でいちばんの自転車修理工であるラウル・タビュランが、人生を揺るがす秘密を隠すためにとった行動とは……。ドラマ。社会的視野を広げ、他者への想像力を醸成する作品として、年少者向けに推薦いたします。
「パリに見出されたピアニスト」(東京テアトル)フランス=ベルギー
ピエール・ゲトネルは、駅に設置されているアップライトピアノで、クラシックを演奏している青年マチューに惚れ込み、盗みで警察に捕まった彼に、ピアノのレッスンを受ける事を条件に身元保証人となる。ドラマ。社会的視野を広げ、知識と教養そして芸術への理解と感覚を養う作品として、年少者向けに推薦いたします。
「北の果ての小さな村で」(ザジフィルムズ)フランス
アンダースはグリーンランドの田舎でデンマーク語の教職につくが、地元住民とうまくいかない。彼は不器用かつ陽気な失敗を通して、雪に覆われた彼らの生活を受け入れていく。ドラマ。生命、自然の尊さを自覚させ、知識・教養を養う。また、社会的視野を広げ、他者への想像力を醸成する作品として、年少者に向けに推薦いたします。
「長いお別れ」(ドラゴンフライエンタテインメント/アスミック・エース)日本
遊園地で大人と一緒でないとメリーゴーランドに乗れないと係の人に言われ、不満顔で立っている姉妹のそばで、花柄の三本の傘を持った髪の乱れた眼鏡の老人がキョロキョロと辺りを見廻していた。ゆっくりと記憶を失っていく父を通して家族の絆を描くドラマ。命の尊さを自覚させ、社会的視野を広げ、他者への想像力を醸成する作品として、年少者向け(中学生以上)と保護者向けに推薦します。
「今日も嫌がらせ弁当」(関西テレビ放送、ジャンゴフイルム/ショウゲート)日本
八丈島でシングルマザーとして暮らすかおり。娘の双葉が高校生になって反抗期をむかえ、「キャラ弁当」で仕返しをするが……。ドラマ。母親と子ども、父親と子どもの愛情を描き、社会的視野を広げ、他者への想像力を醸成する作品として、年少者向けに推薦します。
「そらのレストラン」(アットムービー/東京テアトル)日本
北海道せたな町で酪農を営む亘理は、自然農業や畜産の仲間たちと、空と海と大地の恵みを提供する理想のレストランを作ろうと思いつく。ドラマ。命の尊さを自覚させ、社会的視野を広げ、他者への想像力を醸成する作品として、年少者向けに推薦します。
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