映画の推薦
2013年
「大統領の執事の涙」(アスミック・エース)アメリカ
ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた黒人執事の人生を追ったヒューマンドラマ。歴史が動く瞬間を目撃しながら忠実に働き続けるセシルとその家族の時代に翻弄されていく波乱に満ちた軌跡を描く。知識・教養を養い、社会的視野を広げ、他者への想像力を醸成する作品として年少者向けに推薦します。
「ハルのふえ」(トムス・エンタテインメント)日本
森の人気者のタヌキ「ハル」が、森で人間の赤ちゃんを見つけ「パル」と名付けて自分の息子として大切に育てる親子の愛の物語。タヌキの母親と人間の子供との親子の絆を描いたアニメ映画。愛情をはぐくみ、社会的視野を広げ、他者への想像力を醸成する作品として主に小学生以下を対象に推薦します。
「映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!」(サンライズ)日本
キツネのゾロリが、いたずらの王者を目指してイノシシの双子イシシとノシシを引き連れて大冒険を繰り広げるアニメ映画。お供の双子イノシシや旅の先々で出会う仲間との心温まる姿を描いている。社会的視野を広げ、他者への想像力を醸成する作品として年少者向けに推薦します。
「少女は自転車に乗って」(ニューセレクト)サウジアラビア、ドイツ
サウジアラビアに暮らす10歳の少女ワジダの物語。ワジダは自転車欲しさにコーラン暗唱大会への参加を決意し、その賞金で夢を実現しようと必死に練習をする。因習を重んじるサウジ社会でまっすぐに生きる少女の姿を通して未来への希望を描く。知識・教養を養い、社会的視野を広げる作品として年少者向けに推薦します。
「キタキツネ物語」(グッドライフ)日本
北海道を舞台に、キタキツネ一家の生活を追ったドキュメンタリードラマ。キタキツネの夫婦とその子供たちを通して、家族・親子の愛と絆、厳しい自然の中で自立していく子ギツネたちの姿を描く。生命の尊さを自覚させ、愛情をはぐくみ、社会的視野を広げ、他者への想像力を醸成する作品として年少者向けに推薦します。
「少年H」(クリーク・アンド・リバー社)日本
昭和初期の神戸。Hと呼ばれ好奇心と正義感が人一倍おう盛な少年・妹尾肇と家族の物語。太平洋戦争下という時代に翻弄されながらも助け合い、勇気や信念を貫いて逞しく生き抜く少年H一家の姿を描く。生命の尊さを自覚させ、愛情をはぐくむと共に、知識・教養を養い、社会的視野を広げ、他者への想像力を醸成する作品として年少者向けに推薦します。
「爆心 長崎の空」(パル企画)日本
被爆地となった長崎に生きる母親を失った女子大生と、娘を失った被爆2世の母親の物語。大切な人を亡くした2人の女性の苦悩と、原爆の記憶や信仰と向き合いながら悲しみを乗り越えていく人々の姿を描く。生命の尊さを自覚させ、愛情をはぐくみ、社会的視野を広げる作品として高校生以上を対象に推薦します。
「アンコール」(アスミック・エース)英国
頑固で気難しいアーサーが、病身の妻の代わりに合唱団に参加し、愛する妻のためにコンクールで歌う決心をする感動の物語。ロックやポップスを歌う合唱団を舞台に、コーラスを通して、老夫婦と息子の人間関係のあり方や人と人とのふれあいを描く。命の尊さを自覚させ、愛情をはぐくみ、社会的視野を広げる作品として年少者向けに推薦します。
「舟を編む」(アスミック・エース)日本
ある出版社に勤める主人公・馬締光也は営業部から辞書編集部へと配属され、上司や同僚など多くの人に支えられながら辞書編纂の世界に没頭する。寄せ集め編集部を舞台に「大渡海」という辞書を作り上げるまでの過程と人間模様を忠実に描いた物語。知識・教養を養い、社会的視野を広げ、他者への想像力を醸成する作品として年少者向けに推薦します。
「命をつなぐバイオリン」(オフィスウォーカー)ドイツ
第二次世界大戦を背景に、音楽の才能に恵まれたユダヤ人の少年少女とドイツ人の少女が出会い、バイオリンを通じて友情を深めていく。ウクライナを舞台に、戦争に翻弄されながら生き残りを賭けて完璧な演奏に挑む子供たちの運命を描く人間ドラマ。命の尊さを自覚させ、愛情をはぐくみ、知識・教養を養うと共に、社会的視野を広げる作品として年少者向けに推薦します。
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